目次 【2018年版『カードファイト!!ヴァンガード』シリーズ】 ■中学生編・高校生編 ■続・高校生編 ■新右衛門編 ■外伝 イフ-if- 【『カードファイト!!ヴァンガード overDress』シリーズ】 ■overDress

中学生編・高校生編(2018)
レギュレーションが「Vスタンダード」となり、カードプールが一新された最初のシリーズです
アニメは漫画版「カードファイト!!ヴァンガード」のストーリーをなぞったものが展開され、登場するユニットたちも初期のものが多いものでした
「フォース」「プロテクト」「アクセル」からなる新システム「イマジナリーギフト」を導入し、ガード値や基礎パワーも一新してゲーム性をよりシンプルにわかりやすくしたシリーズだけあり、カードの能力もこれまで通りの複雑で多様性のあるものではなくなったものの、イマジナリーギフトという新しい体験のおかげで地味なゲーム性という印象はなく、メインユニットのパワーもそれなりに強力なものとなっています
アクセル→プロテクト→フォース→アクセルという、いわゆる3すくみを原則としたギフトバランスで作られた本シリーズですが、シリーズ開始当初はアクセルに属するクランが基礎パワー値が低いことやダメージトリガーに弱い打点を出せなかったこともあり下火で、相対的に不利な相手の少ないプロテクトクランの中でも特に優秀な【オラクルシンクタンク】が環境の中心であり、強固な「プロテクト」を《ドラゴニック・ウォーターフォウル》でのガード制限で突破できる【かげろう】がその対抗馬として存在していました
シリーズ後半で発売した『ULTRARARE MIRACLE COLLECTION』より登場した【エンジェルフェザー】【ネオネクタール】はそれぞれ【オラクルシンクタンク】を凌駕する硬さとシリーズ最速の速攻性能で一躍トップデッキに躍り出ました
《この時代にあった出来事》
年月日 | 出来事 |
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2019年01月19日 | ファイターズクライマックス2018全国決勝大会 |
2019年01月20日 | ファイターズクライマックス2018世界決勝大会 |
《この時代の主なデッキ》




続・高校生編(2018~2019)
■【VG-V-BT03】宮地学園CF部[2018/12/14(金)]
■【VG-V-BT04】最凶!根絶者[2019/01/15(金)]
■【VG-V-EB05】Primary Melody[2019/03/29(金)]
■【VG-V-EB06】救世の光 破滅の理[2019/04/12(金)]
■【VG-V-EB07】The Heroic Evolution[2019/05/17(金)]
■【VG-V-SS01】プレミアムコレクション2019 [2019/05/17(金)]
■【VG-V-EB08】My Glorious Justice[2019/06/14(金)]
■【VG-V-BT05】天馬解放[2019/07/12(金)]
■【VG-V-BT06】幻馬再臨[2019/08/10(金)]
■【VG-V-BT09】The Raging Tactics[2019/09/06(金)]
「Vスタンダード」2シリーズ目となるこのシリーズでは満を持してバミューダ△がVシリーズに参戦しました
シリーズ初期で発売した『宮地学園CF部』、『最凶!根絶者』では特に目立った環境の変化は起こらず、【オラクルシンクタンク】の強化と【ロイヤルパラディン】が今までよりも戦えるようになった程度の変化でしたが、『Primary Melody』の発売で大きくゲーム環境は動きます
『Primary Melody』に収録されていた【旋律】というテーマは、【ネオネクタール】をしのぐ速度にプロテクトクランの防御を超える打点、更にプロテクトに引けを取らない防御性能を誇っており、約5か月の間、1強状態が続きました
この【旋律】環境を変えたのは新システム「イマジナリーギフトⅡ」の導入です
「フォース Ⅱ 」を得た【旋律】も強化されることにはなりましたが、獲得時にドローが可能な「アクセル Ⅱ 」、そして『幻馬再臨』に収録された【銀の茨】【HYU-GA】、『The Raging Tactics』の【アンガーブレーダー】の登場です
合わせて施行された【旋律】に対するカードの使用制限もあり、環境は一気にアクセル環境となります
従来のアクセルデッキの水準から大きく外れたリソース獲得能力、展開能力、打点をもつこれらの3つのデッキは、破竹の勢いで勢力を伸ばしていくことになりました
《この時代にあった出来事》
年月日 | 出来事 |
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2019年09月01日 | 【カードの使用に関する追加ルール】更新 ■2種選抜 《カラフル・パストラーレ ソナタ》 《甘美なる愛 リーゼロッテ》 |
2019年09月08日 | ヴァンガードマスターズカップ 2019 AUTUMN |
2020年01月26日 | ヴァンガード甲子園2019決勝大会 |
《この時代の主なデッキ》




新右衛門編(2019~2020)
アニメの主人公が新田新右衛門になった新シリーズ
このシリーズではカードのスペックが大きく向上した前シリーズと比較して少し抑えめなカードが多く登場します
環境の中心はやはり、前回同様アクセルクランの3強。『Team 竜牙独尊!』で追加される【ヴァンキッシャー】と合わせ、アクセルの最盛期を築いていました
そこに待ったをかけたのはまたしてもバミューダ△。2019年12月発売の『Crystal Melody』に収録されたテーマ、【リヴィエール】です
フォースクランでありながらアクセルクランと同等の回数のアタックが可能なほか、多様なサーチカードによる抜群の安定感、フォースを複数取得することによる高い打点でアクセル環境に割って入ることとなります
また、『The Astral Force』収録の【星詠】、【クロノファング】もアクセル環境下で戦えるスピードを有しており、フォース復権の兆しが見えるシリーズという印象でした
そしてシリーズ最終盤では猛威を振るっていた【銀の茨】【HYUGA】【アンガーブレーダー】【ヴァンキッシャー】のキーカードが規制され、《トップアイドル リヴィエール》本体にエラッタが施行されるなど、長く続いたアクセル環境には大きくメスが入れられ、新しい環境が始まることとなります
《この時代にあった出来事》
年月日 | 出来事 |
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2020年02月16日 | WGP2019 世界決勝大会 |
2020年03月01日 | 【エラッタ】 《トップアイドル リヴィエール》 【カードの使用に関する追加ルール】更新 ■1枚まで使用可 《銀の茨の獣使い ドリアーヌ》 《夢幻の風花 シラユキ》 《轟剣竜 アンガーブレーダー》 ■2枚まで使用可 《妖剣の抹消者 チョウオウ》 ■選抜制限の解除 《カラフル・パストラーレ ソナタ》 《甘美なる愛 リーゼロッテ》 |
《この時代の主なデッキ》




外伝 イフ -if-(2020~2021)
■【VG-V-EB14】The Next Stage[2020/04/10(金)]
■【VG-V-SS05】フェスティバルコレクション[2020/05/22(金)]
■【VG-V-SS07】プレミアムコレクション2020[2020/05/22(金)]
■【VG-V-BT08】銀華竜炎[2020/06/19(金)]
■【VG-V-TB01】BanG Dream! FILM LIVE[2020/07/17(金)]
■【VG-V-BT09】蝶魔月影[2020/07/31(金)]
■【VG-V-BT10】虚幻竜刻[2020/08/28(金)]
■【VG-V-BT11】蒼騎天嵐[2020/10/15(金)]
■【VG-V-BT12】天輝神雷[2020/11/06(金)]
■【VG-V-EB15】Twinkle Melody[2020/12/11(金)]
Vスタンダード最後のシリーズとなるこのシリーズ
最終シリーズだけあり、現在でもVスタンダード環境で活躍する強力なユニットが目白押しです
また、『カードファイト!!ヴァンガードG Z』同様、環境の変化が目まぐるしいしいシリーズでもあり、シリーズ内で施行されたカードの使用制限の改定は多くの制限カードを輩出したG NEXT期に並ぶ3回です
そんな今シリーズの始まりは『The Next Stage』で登場した【クロノジェット】です。満を持して登場したヴァンガードG主人公の使用デッキですが、Vスタンダードのギアクロニクルが有していたメインデッキにグレード4を採用する代わりに得られる強力なカードパワーに「ブランウェンサイクル」の安定性や《クロノドラゴン・ネクステージ》による連続攻撃が加わり、環境デッキの仲間入りを果たしました
しかしこの時点での【クロノジェット】はあくまで上位デッキが軒並み規制されたあとの暫定王者的な立ち位置です。大きな環境の変化は次に発売された『銀華竜炎』から起こりました
『銀華竜炎』に収録された【オバロクロス】は、大きなデメリットを前提に許されていた《ドラゴニック・オーバーロード・ジ・エンド》の能力をデメリット無視して使用し、更に各種優秀なサポートカードも登場する形で登場しました
同時期に登場した【メサイア】と合わせて一気に環境のトップに上り詰めます
それに待ったをかけるのは約一か月後に発売する『蝶魔月影』収録の【ナイトローゼ】です
久しぶりに環境にプロテクトクランが返り咲いた瞬間です。しかし、これらのデッキが形成する環境はこの1か月後に発売した『虚幻竜刻』で塗り替えられることとなります
『虚幻竜刻』に収録されたテーマ、【ルアード】は、これまでのVスタンダードのカードの基準を大幅に上回る圧倒的なカードパワーで実装されました
超高打点のリアガードによる最大4回の連続攻撃、無尽蔵のリソース獲得手段による圧倒的な耐久性を持つこのデッキは、発売後即座に環境の中心に君臨します
発売直後は「髑髏の魔女 ネヴァン」と組み合わせた《ファントム・ブラスター・ドラゴン》へのスペリオルライドギミックを組み込み、最速で3ターン目にリアガードのクリティカルが増加するという非の打ちどころのないほど強力なデッキでしたが、発売後まもなく選抜制限が施行、それでも依然強力なデッキであるルアードは環境トップとして残り続けます
ここまでの今シリーズにおける環境は、カードのスペックの向上によりフォース、プロテクトがアクセルに迫る回数アタックできることによりアクセルクランが割を食う形で形成されていましたが、『天輝神雷』の発売で大きく様変わりします
『天輝神雷』に収録された《旭光の騎士 グルグウィント》は、フォースに迫るパワーとプロテクト顔負けの防御性能、更に《青き炎の解放者 パーシヴァル》によるアクセル2の多重取得と強力な展開力を兼ね備えた、文字通りいうことなしのデッキでした
同時期に行われていたVMCの予選大会では優勝の約7割がこのデッキになるほどで、圧倒的な結果を見せつけています
これに対抗するため、一部のデッキは強力な能力持ちドロートリガーやヒールトリガーを排したクリティカル16枚構成になるなど、環境に多大な影響を与えました
そんな【グルグウィント】も次のシリーズに移行する2021年1月には制限が行われ、これにより多くのデッキが戦える環境になり、「カードファイト!!ヴァンガード」はDシリーズに移行することとなります
《この時代にあった出来事》
年月日 | 出来事 |
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2020年09月23日 | 【カードの使用に関する追加ルール】更新 ■2種選抜 《覚醒を待つ竜 ルアード》 《髑髏の魔女 ネヴァン》 |
2020年9月27日 | バミューダ△カップ2020 決勝ステージ |
2020年10月25日 | ヴァンガードマスターズカップ2020 Spring |
2020年11月7日 | WGP2020日本選手権 FINAL STAGE 全国大会 |
2020年12月01日 | 【カードの使用に関する追加ルール】更新 ■使用制限解除 《銀の茨の獣使い ドリアーヌ》 《夢幻の風花 シラユキ》 《轟剣竜 アンガーブレーダー》 |
2021年01月29日 | 【カードの使用に関する追加ルール】更新 ■2種選抜 《旭光の騎士 グルグウィント》 《青き炎の解放者 パーシヴァル》 ■使用制限解除 《妖剣の抹消者 チョウオウ》 |
《この時代の主なデッキ》







overDress(2021~)
■【VG-D-BT01】五大世紀の黎明[2021/04/17(土)]
■【VG-D-SS01】フェスティバルコレクション2021[2021/05/15(金)]
■【VG-D-TB01】刀剣乱舞-ONLINE- 2021[2021/05/22(金)]
■【VG-D-BT02】伝説との邂逅[2021/06/25(金)]
■【VG-D-TB02】モンスターストライク[2021/07/23(金)]
■【VG-D-LBT01】Lyrical Melody[2021/08/20(金)]
■【VG-D-BT03】共進する双星[2021/09/24(金)]
■【VG-D-TB03】「SHAMAN KING」Vol.1[2021/11/05(金)]
■【VG-D-BT04】覚醒する天輪[2021/12/24(金)]
■【VG-D-LBT02】リリカルモナステリオ ~新学期はじまるよ!~[2022/02/25(金)]
現在展開中の最新シリーズ、『overDress』です
物語を3000年後の惑星クレイに移し、クラン制度から国家制度への移行、「ライドデッキ」など様々な新要素をひっさげて始まった今シリーズ
アニメも現在シーズン2の佳境に差し掛かっており、主人公たちの新しいカード、『グレード4ユニット』なども登場し先が気になる展開が続いています
今後もシーズン3、シーズン4が決定していたり、新しいシリーズの『クレイ群雄譚』が始まるなど目が離せません
今後も当サイト管理人としても、1ユーザーとしても皆さんと一緒に『カードファイト!!ヴァンガード』を応援していきたいですね!
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